マンションのトラブルは管理会社に相談するべき?対策を解説!

マンションのトラブルは管理会社に相談するべき?対策を解説!

マンションでよくあるトラブルとは?

多数の人間が共に暮らすマンション等の共同住宅では、日常生活の中でルール違反や住人同士の軋轢を生むトラブルを避けて通ることはできません。

上下両隣からの騒音や物音、共有部分である通路や踊り場を塞ぐ荷物、指定日を無視して出されるゴミや悪臭。規約で禁じているはずのペットの飼育など、数え上げたらきりがありません。

また駐車場の無断使用やベランダを勝手に塞いでしまうなどというトラブルもあります。単にルール上の問題であれば管理組合に話して手を打つことも可能でしょうが、それを聞いてくれるかどうかはわかりません。

マンションの管理規約は住人同士が気持ち良く生活していくための基本的な約束事ですから、目に余るようであれば管理組合から管理会社へ持ち込んでもらうという手もあります。

先ほどの例だとゴミ出し、通路を塞ぐ私物、ペットの飼育、違法駐車、ベランダの私物化がこれに該当します。

中には管理規約の存在を知らない場合もありますから、まずは管理会社からルールの徹底を求める通達、張り紙をしてもらいます。

またルール違反をしているような場合、他にも苦情がきている可能性もあるので、居住者にさり気なく聞いてみるのもいいでしょう。

それでも改善されない場合には、管理組合として正式に対応する必要があります。マンションのルール違反を放置しておくと他にも広がる可能性がありますし、ルールを守っている住人から不満が出ることもあります。

トラブルに対する管理会社の役割とは?

こうした明らかなルール違反に対する対応よりも難しいのが、住人同士のトラブルに関する対応です。上記の例で言うと、騒音トラブルがこれに該当します。そして管理会社は基本的に住人同士のトラブルには関与しません。

騒音トラブルの場合、苦痛を感じている住人が複数いれば対応しやすいのでしょうが、そうでない場合少し厄介です。

一歩間違えるとクレーマー認定されかねないので、騒音時に立ち会ってもらうなどして事実を確認してもらいましょう。張り紙や管理組合に説明して騒音に対するアンケートを取ってもらうことも必要です。

何を騒音と捉えるか、どの程度を騒音と感じるかは個人差があるので対応が難しい部分があるでしょうが、明らかに度が過ぎていると感じたら、まず管理組合に持ち込んでみましょう。

管理組合として申し入れを依頼し、絨毯やスリッパを使用してもらう等の対応が取られるようであれば、ひとまず問題は解決です。しかし一向に改善しない場合には管理会社に相談してみる必要があります。

マンションの管理会社に不満がある時はどうする?

管理会社に対応を依頼しても一向に改善されない、対応してくれているかどうかもわからない場合には、念のためどのような対応をしてくれたのか、その後の状況などを確認してみる必要があります。

管理会社としても住人同士のトラブルは住人同士で解決してくれという気持かもしれません。

しかし騒音トラブルが明らかで複数人が苦情を訴えているような場合、管理組合から対応を求める場合には動かないわけにはいきません。

再三の申し入れにもかかわらず管理会社が動いてくれない場合には、管理組合としてきちんとした対応を申し入れることになります。この場合、管理組合として管理会社についてアンケートを取ってみる必要もあります。

アンケート結果をもって、管理組合と管理会社で話し合いの機会を持つことも大切です。場合によっては担当者や管理人の変更を打診してみましょう。

それでも管理会社の対応に変化がない場合、管理会社の変更も選択肢に入れることになります。

上記は騒音トラブルの場合について述べましたが、水回りのトラブルや管理面に関するトラブルであっても同様です。管理会社は管理組合の委託を受けてマンションを安全安心に管理するのが仕事です。

緊急事態に24時間対応してくれる管理会社もありますが、たとえそれが無理でも何らかの応急処置、対応は取ってくれるはずです。

それでも対応に不満や疑問が残る場合には、まず話し合いの場をもって改善の余地がないか擦り合わせてみましょう。これだけやって変化が見られなければ、管理会社の変更を管理組合で検討すべき時なのかもしれません。