フロアコーティングで後悔しないために!失敗事例や成功ポイントを解説!

フロアコーティングは新築住宅がいい理由とは?効果の持続時間も解説

フロアコーティングをする際は、床一面にコーティング剤を塗布する為、家具などをすべて移動させて床に何もない状態にする必要があります。

また、コーティング剤が乾燥するまでの1〜3日間は床に触れる事ができません。
生活できる状態になるまで約1ヶ月かかる場合が多く、その期間は家具の置き場に困ったり、部屋の一部が使えなくなってしまうなど日々の生活に大きく影響を与えることになります。

全ての部屋に施工する場合や廊下に施工する場合はホテル生活もやむをえません。

そのため、フロアコーティングをするタイミングは、新築の引き渡し後から引越しするまでの期間がベストです。

また、フローリングのメンテナンスにはフロアコーティングの他に「ワックス」をかける方法もあり混同しがちです。

ワックスの用途としては手入れのラクさよりも見た目の艶出しが目的の場合が多いです。
また、ワックスは約半年に一度塗り直しが必要になるので、その度に家具を移動させたり、費用がかかってしまいます。

一方フロアコーティングは、硬度が高く最長で約30年も効果が続くため、長期的に見るとワックスよりコストパフォーマンスが高いと言えます。

フロアコーティングのメリットを解説!

そもそもフロアコーティングをするメリットはあるのか、実際の声を交えてご紹介します。

傷がつきにくくなる

床は家の中で最も多く触れる場所なので、どうしても傷みやすい場所です。生活する上で、椅子を引いたり、物を落としてしまうなど、どうしても床に傷がついてしまう事は避けられません。特にペットがいる家庭では引っ掻き傷が目立つ場合があります。

フロアコーティングをしておくことで、生活する上での細かい傷を未然に防ぐ事ができます。

実際の声
犬を飼っているのですが、新居がフローリングのため、傷が汚れがついてしまう事に不安がありました。施工をしてみて、思った以上に傷が目立たなくて驚きました。爪跡や汚れが付きづらく清潔に保つことができるのは、共働きの私たちにとって非常に助かります。

日々の掃除がラクになる

気付かぬうちに飛んでいる油汚れや食べこぼしは、すぐに拭き取ってもシミになる事があります。
フロアコーティングをすると、塗膜により防水性もアップするため、うっかりジュースをこぼしてしまってもサッと拭き取るだけでシミになる事なく掃除がラクになります。

実際の声
小さい子どもがいるので、フローリングに落書きをされた時や食べ物をこぼしてしまった時に水拭きで簡単に落ちて感動しました。掃除が楽になってとても助かります。

滑り止め効果がある

フロアコーティングには滑りにくい特徴があるタイプもあり、幼稚園や介護施設などでも取り入れられているほどです。

床が滑りやすいと転倒事故に繋がる可能性もあるため、小さいお子様がいる家庭や足腰に負担がかかりやすいお年寄りやペットがいる家庭には嬉しい効果です。

他にも、フローリングの日焼けによる変色を防ぐことができるUV効果のあるコーティング剤など様々な効果があるコーティング剤もあり、大切な家をより綺麗に保つ事ができるのもメリットとしてあげられます。

実際の声
何もしていない状態より滑りにくさを感じました。転んでしまうと大きな事故になりかねないのでフロアコーティングをして良かったです。

フロアコーティングは無駄?フロアコーティングをして後悔した事例をご紹介!

フロアコーティングにはメリットもありますが、注意しておかないと失敗してしまう事例もあります。

イメージしていた仕上がりと違う

・汚れは拭き取りやすくなったが、光沢があるから細かい傷がとても目立つ。
・想像していたよりも光沢が強く、家のインテリアと合わなくなってしまった。
多くのフロアコーティングは多少の光沢があるので、逆に傷が目立ってしまったり、フローリングの印象を変えてしまうことがあります。

説明より強度が劣っている

・強度が高いものを選んだはずなのに、家具を置いたところがひび割れてしまった。
・10年〜30年の耐久性があると聞いていたのに、シールと一緒に簡単に剥がれてしまった。
耐久性があるフロアコーティングでも、施工方法や環境によって効果が感じられない場合があります。

契約してしまったら最後、アフターフォローをしてもらえなかった

・せっかく高いお金を払ったのに、ムラがありコーティングした方が汚く見える。
・仕上がりが悪かったので修正依頼したが、連絡が取れなくなってしまった。
残念ながら契約してから営業の態度が変わってしまう、連絡が付かなくなってしまうというということもあるようです。業者選びは慎重にしたいところです。

フロアコーティングが無駄だったと後悔してしまう理由は?フロアコーティングが合わない人とは

後悔することのないように、フロアコーティングが本当に必要かどうかをしっかり検討しておきましょう。

フロアコーティングの施工後すぐに後悔してしまう理由

施工後すぐに後悔してしまう理由には、塗りムラがひどい・ゴミが混入しているなど、施工技術に問題がある場合が多いです。

実際のところ、これらのトラブルは完全に排除できることではありませんが、施工時の丁寧な下準備をしていれば防ぐことができるものです。

また、光沢があるコーティングを選んでしまうと、フローリングの素材の風合いを活かせなくなってしまい、仕上がりに不満を感じてしまう場合もあります。
無垢材の素材の良さを感じたいという方にはフロアコーティングではなく、ワックスを検討することをオススメします。

仕上がりの問題だけではなく、塗料の匂いがきついため引越しのタイミングには十分注意した方がいいでしょう。

フロアコーティング施工後、1年以上経過してから後悔してしまう理由

施工後、数年経ってから後悔してしまう理由には、コーティングが剥がれてしまう・細かい傷が目立ってしまうなど、コーティングの品質に問題がある場合が多いです。

また、アフターフォローができておらず、修正をしてもらえないなどトラブルになる事もあるので注意しましょう。

フロアコーティングで後悔しないためのポイント!施工時の注意点も交えてご紹介!

フロアコーティングは大きく分けて4種類あり、それぞれに特徴があるので家庭にあったものを選びましょう。
種類別の特徴について詳しくご紹介します。

ガラスフロアコーティング

耐用年数:15年〜20年程度

4種類の中で一番硬度の高いフロアコーティングです。
耐水性に優れておりUVカット効果も高いフロアコーティングなので、キッチンや脱衣所などどんな部屋の床にも適しています。

コーティング特有の光沢は控えめで、フローリングを守りつつも素材の風合いを活かした加工をしたいと考えている方におすすめです。

また、耐薬品性に優れているため、ペットのおしっこにも強いフロアコーティングです。

UVフロアコーティング

耐用年数:15年〜30年程度

特殊な樹脂を焼き付けることによってフロアコーティングを行う方法です。
瞬時に硬化するため、入居中の家でも比較的行いやすいフロアコーティングです。
傷に強く耐水性も優れているので、キッチンやダイニングの床にも適しています。

ピアノのような強い光沢があるのが特徴です。
また、耐用年数が非常に長い特徴があり、メンテナンスフリーを目指している方に最適です。

シリコンフロアコーティング

耐用年数:10年〜20年

一番グリップ力があり、滑りにくいフロアコーティングです。
お年寄りやペットと暮らす家庭には、シリコンフロアコーティングが人気を集めています。

光沢の強さは選択可能な場合が多く、再施工も可能です。

ウレタンフロアコーティング

耐用年数:3年〜10年

比較的、抑えた価格で施工ができ、多くの業者が取り入れている方法です。
しかし、耐用年数は他のものより短いため、将来塗り直しすることを視野に入れておきましょう。
光沢は控え目なため、素材の風合いを残しておきたい方にオススメです。

フロアコーティングは費用や時間のかかる事なので、種類の検討だけでなく、施工技術や保証内容が明白な業者を慎重に選ぶことで未然にトラブルを防ぎましょう。
フロアコーティングの業者を選ぶ際のポイントをご紹介します。

ポイントの1つ目は、施工実績です。
実績の多い業者ほど、施工技術の良さが期待できるのはもちろん、トラブルに対処する能力に優れているためです。というのも、どんな会社にも少なからずミスやトラブルがありますが、施工実績が多い業者は、トラブルを未然に防ぐ工夫がされているものです。

ポイントの2つ目は、サンプルやショールームで実物を確認することです。
HPの施工写真を見るだけでなく、サンプルを確認することで光沢感や質感を確認することができます。特にフロアコーティングがされているショールームで実物を見ることで、その業者の施工技術や施工から経過した状態が確認できるので施工後に後悔する可能性が低くなります。

また、サンプルやショールームを案内してもらい、コーティングの特徴や注意点をしっかり説明してもらいましょう。

ポイントの3つ目は、契約や保証内容の確認をすることです。

20年保証や30年保証など、長期保証を謳った業者がほとんどですが、その言葉だけでは安心できません。なぜなら、会社が倒産してしまった場合には、保証してもらえないからです。

そうでなくても、施工後の不備の修正を依頼したら、はぐらかされて連絡がつかなくなってしまうということもあります。

そこで、どういった場合にどういった保証をしてもらえるのか、契約内容を明白にしておきましょう。分からないことがあれば必ず事前に確認しておく事をオススメします。