管理組合サポートとは?

管理組合サポートを作ったきっかけを簡単にお話させてください。

私は、大学卒業後すぐに結婚した関係で、そのタイミングで東京の23区外の中古の分譲マンション(築30年、69戸)を購入しました。そして、23歳という若さで(自分で言うのもなんですが…)自ら管理組合の理事長に立候補し、任されました。

理事長になってすぐ、私は管理会社を変えようとしてました。

住民の方々の管理会社への不満を聞いているうちに、管理会社の随意契約を見直す必要があると考えたので10社に見積もりを依頼し、各社からのプレゼン説明会を住民向けに実施し、住民投票で決めることになりました。

各社からは、見積書を頂きました。

しかし、契約を見直す・プレゼン説明会を実施するというだけでも、快く思わない住民の方々が文句を言い始めて大変だったと記憶しております。おそらく、管理会社の担当者が、住民の中で力を持っている方々を焚き付けて、反対させたんだと思います。

私は単純に、一度も比較検討されていない管理会社を、ちゃんと比較検討した上で、「どこの会社が一番良いか、みんなで決める投票をしよう」と言っただけなのに、論理的には説明しづらい反対を相当うけました。

入居してすぐに理事長になった私は、マンション内住民の力関係や歴史などを知らなかったので、うまくいかなかったのだと思います。

マンションの管理組合は会社とは違い、リテラシーの低さ、意欲の低さがあり、合理的な判断などはなされないのでまともなロジックでは通用しません。

このように、管理会社の変更は大変難しく、結果的にはうまくいきませんでした。

また、私は理事長になってすぐにマンションの大規模修繕工事や管理組合についてたくさん勉強したので、問題意識を持ち、より良いものへと変えようと思いましたが、輪番制やくじ引きで理事長が決まるようなよくある通常の管理組合では変えようとは思わないと思います。

私は管理サービスを良くして資産価値を上げたいと思っていましたが、変化を好まない方もたくさんいる中で、そのような意思決定をするのは大変難しいです。

とはいえ、不必要に高い管理費・修繕積立金があり、それが溜まりすぎているのに変えないなどは、明らかに不自然だと思ったので、その他にも、マンションのエントランスにある監視カメラのコストを削減しました。

ただのカメラ数台と、Linuxの録画機だけなのに、毎月10万ぐらい払っていて、リプレイスして1万円以下に下げたりしました。

また、管理組合に営業にきた某通信局の方と話し合い、家賃収入+マンションの耐震性診断などをしてもらった上で、屋上に通信局のアンテナを設置し、駐車場に基地局の場所を提供しました。そのため、通信局側から毎年家賃という形でかなりの金額を徴収することになりました。

一見、マンションの住人にとっては嬉しいことだらけの契約内容でも、当時はそれでも結構反対された記憶があります。

このように、私自身がマンションの管理組合の運営を経験しているからこそ、今これを読んでくださっている管理組合の方々の不安やつらさは身にしみて分かります。

私が経験し、勉強してきた知識を少しでも他の方にお伝えできたらと思い、今回管理組合サポートを作らせて頂きました。

管理組合の方々に微力ながらお力添えできればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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