フロアコーティングの価格相場は?お得に施工する方法やおすすめの業者も!

入居前におすすめ!フロアコーティングとは?

フローリングは家のメンテナンスで意外と見落としがちな場所です。
椅子を引きずったり、ものを落とすことでキズがつくことがありますよね。

従来はワックスをかけることでキズや汚れを防いでいましたが、ワックスの効果は半年程度のため定期的な塗り直しが必要です。また、ワックスには耐薬品性や耐熱性はないので、結局お手入れに気を付けなければなりません。

そこで、最近ではフロアコーティングでフローリングを保護する手法も主流になってきました。

フロアコーティングは特殊なコーティング剤を塗り、塗膜を張ることによって保護する方法です。フロアコーティングには耐水性や耐薬品性を持つだけでなく、様々な効果を持つ種類があります。

フロアコーティングを施工するなら、入居前がおすすめです!
その理由は以下の2つです。

  • 施工するときに床を何もない状態にする必要がある
    コーティングは床全体に塗布するので、家具・家電など何もない状態にする必要があります。重たい家具を運ぶのは大変ですし、一時的に置いておく部屋がないと難しいですよね。
  • 立ち入れるまで2〜3日かかることもある
    基本的にコーティングの乾燥には2〜3日かかります。また、きついニオイが残っていることもあるので、入居するまでの期間を設けておいた方がいいでしょう。

業者によるフロアコーティングの施工費用相場を解説!

フロアコーティングの施工費用は、10万〜50万円と部屋の広さやコーティングの種類によって様々です。フロアコーティングの施工費には、単純に材料費や人件費だけでなく諸経費も含まれます。

まずは、フロアコーティングにかかる諸経費について確認しましょう!

1.施工後のアフターサービス

どこの業者も「20年保証!」や「30年保証!」のように保証期間に違いはあれど、基本的にアフターメンテナンスがあります。

しかし、重要なのは保証期間よりも保証内容です。日常のお掃除を正しく行なっていた場合でも剥離してしまった時に補修してもらえないと困りますよね。

どのような場合に無料で補修してもらえるのか、保証内容によって費用も変わってくるので確認しておきましょう。

2.家具の移動

入居中の施工をする場合、ソファやベッドなど大きな家具も移動する必要があります。ピアノや大型冷蔵庫など、よほど移動が困難なものでない限り、無料で作業してもらえる業者が多いです。

しかし、どの業者も無料で行なっている訳ではなく、家具の移動は別途費用が必要な場合もあるため、見積の内容をしっかり確認しておきましょう。

3.コーティング前の下処理

コーティング前の床掃除は、最終的な仕上がりに大きく影響します。床にホコリが残っていると、コーティングに凸凹ができてしまい、キレイな仕上がりにはならないからです。

そのため、どの業者も通常の床掃除はコーティング費用に含まれます。また、コーティングが壁などに付かないように養生する作業も、床掃除と同じく費用に含まれます。

ただ、すでに床にキズがある場合は、キズを補修する費用が別途必要になるところが多いようです。
また、古いワックスなどが残っている場合は、ワックスを剥がす費用も別料金になることが多いようです。

フロアコーティングの単価の費用相場とは?部屋の広さやコーティングの種類によっても違いが!

フロアコーティングの費用は、コーティングの種類によっても変わってきます。
まずは、代表的な4種類のコーティングを種類別にご紹介します。

UVコーティング

  • 耐久年数:20~30年
  • 施工時間:1日
  • 平米単価:4,500円〜5,000円

特殊な樹脂を焼き付けることによってフロアコーティングを行う方法です。
瞬時に硬化するため、入居中の家でも比較的行いやすいフロアコーティングです。
耐久年数は20年以上とされているので、メンテナンスフリーを目指している方に最適なコーティングです。

ガラスコーティング

  • 耐久年数:20年程度
  • 施工時間:2~3日
  • 平米単価:3,500円〜5,000円

コーティング特有の光沢は控えめで、フローリングを守りつつも素材の風合いを活かした加工をしたいと考えている方におすすめです。

シリコンコーティング

  • 耐久年数:10~15年
  • 施工時間:2~3日
  • 平米単価:3,000円

他のコーティングに比べ安価に施工ができます。
また、滑り止め効果が高いため、お年寄りやペットがいる家庭に向いています。

ウレタンコーティング

  • 耐久年数:5年程度
  • 施工時間:2~3日
  • 平米単価:2,000円

とにかく費用を抑えたいという方におすすめです。しかし、耐久年数は短いため、再塗布が必要になります。

下記に、フロアコーティングの種類ごとに、一般的な広さ(間取り)の費用相場をまとめていますので、参考にしてください。

コーティングの種類 3LDKマンション
(70㎡)
4LDK一戸建て
(120㎡)
UVコーティング 315,000~350,000円 540,000~600,000円
ガラスコーティング 245,000〜350,000円 420,000〜600,000円
シリコンコーティング 210,000円 360,000円
ウレタンコーティング 140,000円 240,000円

少しでもお得に!フロアコーティングの節約方法

フロアコーティングの施工は決して安くない工事なので、少しでもお得に施工したいですよね。
品質を下げずに、お得にフロアコーティングをする方法を3つご紹介します。

フロアコーティングは入居前が断然お得

フロアコーティングをするには、家具移動やワックス剥離などの準備が必要です。しかし、そんな手間のかからない新築入居前なら、それらにかかる費用がかからずに済みます。

入居前と入居後で価格に差をつけている業者も少なくないので、入居前の施工はかなりお得になりやすいです。

費用が安くなるだけでなく、コーティングの乾燥には時間がかかるので、入居前に済ましておくと不便がないですね。

面積が広ければお得に

フロアコーティングには、人件費・材料費・下処理費用・機材費用・出張交通費の費用がかかります。

その内、機材費用と出張交通費は施工面積にかかわらず同等にかかる費用なので、1部屋だけ施工するよりも、全部の部屋をまとめて施工する方がお得に施工できるのです。

複数の業者に見積依頼をして比較

フロアコーティングの費用相場を確認するためにも、複数の業者に見積を依頼して比較しましょう。
極端に高かったり、極端に低い業者には注意が必要です。

ただし、見積を比較するときには注意が必要です。
見積の内容がバラバラでは、表面的な金額差でしか比較することができません。そのため、複数に見積依頼する場合は、広さ・コーティングの種類・家具移動の有無など必ず同じ条件で依頼しましょう。

フロアコーティングはどこに頼む?おすすめの業者をご紹介!

数ある業者から選択を迷ったときは、専門業者に依頼しましょう。
フロアコーティングは想像以上に高い技術を要します。しかし、清掃業者などが副業としてコーティング施工を行っているケースも少なくありません。

フロアコーティング施工はフローリングの種類や、気温や湿度にまで注意しなければならない難しい作業です。安い価格だからと言ってすぐに飛びつくのではなく、確かな技術を持った専門業者にお願いするのが正解です。

数あるフローリング業者の中から、専門業者に絞ってご紹介します。

エコプロコート

エコプロコートは1991年に創業したフロアコーティング専門業者です。
施工実績は年間およそ6,000件と、圧倒的な施工数を誇ります。
また、高い保護性能と施工技術から、一般住宅だけでなく、文教施設や医療機関を中心に全国の店舗や施設で採用されている業者です。

  • 施工参考価格:210,000円/約30㎡
  • コーティングの種類:UVコーティング
  • 保証年数:20年

グッドライフ

グッドライフは、1990年の創業以来、フロアコーティング一筋の専門店です。毎月300件以上の実績があり、確かな実績を認められ、大手ハウスメーカーとも業務提携をしているほど。横浜・東京・大阪・福岡の4拠点にフロアコーティングを施工した床を歩けるショールームがあるため、施工技術を確認できるところもポイントが高いです。

  • 施工参考価格:118,000円/約30㎡
  • コーティングの種類:UVコーティング
  • 保証年数:30年

ジェブ

フロアコーティングの中では一番新しくできた「EPCOAT」というガラスコーティングを取り扱う業者です。EPCOATは業界最高クラスの耐久性を持ち、30年以上フローリングを保護することが可能です。アフターサービスも良心的で10年間で10回無料のキズ補修をしてもらえるのは嬉しいポイントですね。

  • 施工参考価格:148,000円/約30㎡
  • コーティングの種類:EPCOAT(ガラスコーティング)
  • 保証年数:10年

このように、業者によって価格や保証期間は様々です。

まずは各社に見積依頼をして、気になる業者があればショールームにも行ってみましょう。
ショールームでは、実物のコーティングされた床を見ることができたり、スタッフの対応も確認できるので業者選びの参考になりオススメです。